2021年05月10日

《 心のこもったおもてなし 》

先日、ナカムラ製作所製ヒータの設置が完了しましたが、ナカムラ製作所さんから「東名の社員さんは本当によくしてくれる」と喜んでおられました。

私は「それはどこの会社でもそうではないのですか?」と尋ねたら「いえいえ、大きな声では言えませんが、けっこう全然ですよ(笑)」とのこと。

「東名さんは、私たちが探し物をしていたり、作業をてこずっていると、「手伝いましょか?」といつも親切に声をかけてくれました。素晴らしい社員さんばかりですね(中村副社長)」と。

そういえば昨年導入した熱処理炉メーカの新潟ファーネスさんも同じようなことをおっしゃっておられましたが、私はとても嬉しくなりました。

私の師匠(株)タニサケの松岡会長は、人を喜ばすことについてこのようにおっしゃっておられます。

「人を喜ばせない人はケチと言えると思います。ケチには三つありまして、お金を使わないケチ、心を使わない気配りをしないケチ、身体を使わないケチとあります。お金を使わないケチは許されるけれど、心を使わないケチ、気配りをしないケチは許せない。もっと許せないケチは、親から五体満足な体をもらいながら使い切らないで死んでいく人生最大のケチ、これは許せません。」

うーん、心に響きます。ちなみに私は、わざわざ打合せなどで東名鍛工にご来社いただく方には、ウェルカムボードに社名、お名前を書くようにしていますが、お客様だけでなく、銀行様、仕入先様など、分け隔てなくウェルカムボードに書かせてもらっています。

先日トラックを購入しましたが、ディーラーの営業マンさんも「こんなことしてもらったのは初めてです」と大変喜んでおられましたが、その顔を見ると私も大変嬉しくなったのは言うまでもありません(^^)

滝川クリステルさんが、東京にオリンピックを招致するアンバサダーとして壇上に上がり、日本のおもてなしを「お・も・て・な・し」と紹介したのは記憶に新しいところですが、私は「おもてなし」とは、人と人とが関わるコミュニケーション全てにおいて、いかに「心」を込めれるか、だと思っています。

これからも東名鍛工は「心」のこもったおもてなしで、たくさんの方を喜ばせたいと思います。今年は暑くなるのが早いと感じています。寒暖差に気をつけつつ、5月も気張ってまいります。

東名鍛工(株) 代表取締役社長 宮嶋俊介