新年おめでとうございます。
今年は寅年。虎(寅)は勇猛果敢であると同時に、周りを見渡す力があることから、寅年は問題などが明確になりやすいと言われているそうです。
ちなみに私の好きなことわざの一つに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」がありますが、「危険を冒さないと大きな成果は期待できない」ことを言い表したもので、ビジネスシーンで使われる機会の多いことわざです。
コロナ禍は私たちのライフスタイルを変え、今までの常識を大きく変化させました。この変化の波に乗り、新しい未来を切り拓くためには、目の前に現れる虎穴に対して、リスクを冷静に洞察し、勇気をもって飛び込んでいく積極性が必要になると思っています。
その意味で、今年の東名鍛工の年間スローガンは「壁を超える」とさせてもらいました。
日に日に状況が変わる今日にあって、頑張っているだけではついていけない厳しい時代に突入していると感じています。
イメージで言うと、激流の川で、川に流されずに何とか踏ん張っている状態が「頑張っている」状態。気を抜いて流されてしまった状態が「時代についていけず置いて行かれた」状態、つまり敗北。そして、激流に流されずに 踏ん張り、更に川をさかのぼっていく状態、これが「壁を超える」状態。
これは並大抵のことではないと思っていますが、いきなり凄いことをする必要はありません。
例えば、工場見学に行っても、これまで「他人事」ととらえ、誰かが質問してくれるだろうと自ら質問しなかった人が、勇気も持って質問してみるのも壁を超えること。
朝のラジオ体操を、見えない隅っこの方でしているのであれば、前に出てきて体操してみるのも壁を超えること。
朝、寒いからとポケットに手を突っ込んでいるのであれば、シャキシャキ歩いてみるのも壁を超えること。
パソコンは苦手だけど、一度自分でわからないことは調べてみて自分でトライしてみる、その上でわからないことはわかる人に聞いてみる、これも壁を超えること。
毎日何かしら壁を越えねばならないことだらけですが、その壁にどう向き合い、どう取り組んだかが一番大事と思っています。
ちなみに、私がダミ声にも関わらず、AKB48の365日の紙飛行機を熱唱するのは、その思いを形にしたいからであって、決してAKB48のファンではないことをここに宣言しておきます(笑)
一つの壁を越えても、大きな変化はないかもしれません。が、その積み重ねが大きな壁を超えることに繋がるのは間違いありません。今年も多くの壁が立ちはだかると思いますが、都度「心」を燃やし、壁を越えてはまた壁を超える!困難上等!何回でも壁を超えてやります!
今年もよろしくお願いいたします。
東名鍛工(株)代表取締役社長 宮嶋俊介