2022年07月11日

いい会社ってどんな会社?

 いい会社ってどんな会社なのでしょうか?一般的には給料が良く、福利厚生も充実していて、ある程度規模もあり地元でも名の知れた会社が「いい会社」と呼ばれているのではないでしょうか。

 「いい会社」の定義は人それぞれですが、「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品の塚越会長は「いい会社とは、業績の良い会社ではない」とおしゃっておられます。売り上げや利益が伸びている会社は「良い会社」ですが、「いい会社」とは異なる、と。

 私もこの考えに大いに共感するところであり、では自分の思う「いい会社」ってどんなんだろうと考えたとき、一言で言うと「社員さんがイキイキ働ける会社」かな、と思っています。

 私は毎月、各部署のフォローを行い、目標に対する管理を行っていますが、フォローの本当の目的は「管理」ではなく、仕事を通して「人を成長させること」と思っています。

 仕事をするうえで「PDCAを回す」ことはとても大事ですが、本質はもっとシンプルで、社員のやる気さえ引き出すことができれば、おのずと会社は成長できると思っています。社員のやる気と会社の向かいたい方向が合致すれば、あとは任せるだけ。人は結果が出れば、自信が増し、成長するもんです。

 私は社員のやる気がいい方向に向いているときは、細かな指示は出さず、社員を信じ、思いっきり任せたいと思います。そうすることが「やらされている感」のない「いい会社」になると思っています。

東名鍛工(株) 代表取締役社長 宮嶋俊介