2022年12月02日

全員が水を持ってきたという話

 「全員が検査員」、とても大事なことですが、ひとつこんな話を紹介したいと思います。
 皆さん、「村の祭り酒」という寓話をご存知でしょうか。村人たちが祭りのために湯飲み1杯分の酒を持ち寄って、大きな樽に入れて鏡開きをすることになりました。

 祭り当日、持ち寄った酒で乾杯をしたら、なんとそれは酒ではなく水だったのです。自分一人ぐらいは水を持っていっても「バレる事はないだろう」と考えた結果、村人全員、同じことを考えていたという話です。
 自分一人ぐらいはいいだろう…ついつい、そんな誘惑に駆られてしまうことがあります。

 私は会社事務所のトイレ掃除を毎週月曜日に担当していますが、「適当でいいのとちがう?」という悪魔のささやきがいつも聞こえています(笑)
 ダブルチェックと言いつつ、「どうせほかの人がチェックしてくれるし」と皆が思っていたら恐ろしい話です。チェックしているようでチェックせず。結果、不良品を出荷してしまうことになります。
 強い会社を作るためには全員が誠実でなければなりません。ミヤジマと東名鍛工は全員が酒を持ってくる会社にしたいと思います。

 2022年も残り1か月。健康に留意しつつ、全力で駆け抜けます!

ミヤジマ&東名鍛工 代表取締役社長 宮嶋俊介